今回はミニチュアダックスフントのレオ君をご紹介します?
レオ君は、こう見えてなんと16歳!とても若々しく見えます。
当院でドッグマッサージのモニター募集をしていることをホームページで知ったとのこと
昨年9月に来てくださいました。
診察に来た時のレオ君です。
「歩いていて急にパタッと横に倒れるんです。後ろ足が弱いのかなぁ」
と飼い主さんのお言葉が。
ちょこちょこと早足で元気に歩いていますが、高齢のためか全身の筋肉は落ちぎみ、後ろ足(特に左側)が外を向いています。左後ろ足の外側の爪が大変伸びており、足の裏全体でしっかりと地面を捉えて歩くことができていないようでした。また、前足の幅も狭く、摺り足ぎみなのも気になります?
レントゲン検査で左右とも軽い膝蓋骨脱臼が認められましたが、その他には特に関節などの問題はなくマッサージを始めることになりました。
次の動画はマッサージをする前の様子
後ろ足が外側を向き、前足と後ろ足の動きのリズムが一定ではありません。高齢による筋力や関節の可動性の低下、膝関節の問題等色々な要素が絡んでいると思われます。
そしてマッサージの後
後ろ足の向きが本来に近い位置にもどり、歩行のリズムも改善されました?
レオ君はモニター終了後も3週間ごとに通ってくれています。
少し間隔が開くと元の状態に戻りがちなのですが、定期的にマッサージをすることで体をリセットしています。
どこかに不具合があるとそれをかばってまた別のところに不具合が生じる…、それを放置すると特に高齢犬は体を動かすことも大変になってしまいます。
定期的な体のメンテナンス、人間もワンちゃんも同じですね?
飼い主さんが大好きすぎて、離れてしまうと少々不安げな表情を見せるレオ君ですが、飼い主さんの
「ずっと元気でいてほしい♥️」
との愛情に答えるべく、頑張ってくれています
(^-^)v